コロナ禍下で暗室をつくっていましたが、窓にそれ用のカーテンを下げても、上下左右の隙間から光が漏れて、結局、夜にしか作業できませんでした。そんな時にタイミング良く、隙間用の暗幕を知り合いのプロの写真家から頂いて、カーテンレール部分の隙間は完全に防げたのです。両脇と下部をどうするか迷った末に、100円ショップの磁石テープとマグネットバーで止めることにしました。ついに窓は完全に遮光出来ました。換気扇は黒い屋外フードを取り付けてかなり漏れはなくなりましたが、ほんのり光って、換気扇を付けるとシャッターが空くので現像中は回せません。エアコンを入れる予定はなく、これからの夏の暑さとの闘いが待ち受けていますが、どちらにしろやる気次第ということなのでしょう。
投稿者: artNOMAD
子育地蔵・馬頭観音石仏群
Yashicaflex x ILFORD HP5 PLUS / MINOLTA AL-E x 業務用 ISO100
疫病といえば大仏だ。そろそろどこかで建立し始めるのではないだろうか。かつては飢饉や疫病といえば神仏に頼るのが日本の常だったが、最近は政府に頼ることになっているらしい。オウム真理教の事件以降、宗教的な事柄はあまり表に出なくなっていると思う。今やいろんな新興宗教が出てきてもおかしく無いご時世になっているのではないだろうか。あてにならない政府に、悲痛な声が聞こえてくる。どれだけ政府に懇願してみても、救われることはないだろう。古の人々がどのように危機を乗り越えてきたかを感じるために、地蔵を探してみた。荻窪の北、今川に「子育地蔵・馬頭観音石仏群」というのがあるらしい。開発などで撤去されたお地蔵さんを安置している場所のようだ。二眼レフを持っていく。そこは小さいが落ち着く場所だった。二眼レフにはISO400の白黒フィルムを入れていたが、さて撮ろうと設定しようとすると目盛りが200までしかない。YashicaFlexは1950年代のカメラなのだ。今回も露出とピントで散々だった。再度撮影しに行こうと思う。露出計を修理したミノルタのコンパクトカメラAL-Eでもスナップを撮ってみる。フィルムには場所場所の空気感も写っているように思えた。
思い出
MINOLTA AL-E x ORIENTAL New Seagull 100
ジャスピンコニカはピントが甘い時があるので、ネットで探してみたら、格安でよさそうなミノルタAL-Eがあったので手に入れた。レンジファインダーのピントには驚きがある。ところが環境を破壊するということになっている、水銀電池はもう作られてないので、電池無し(露出計無し)で感覚で撮影してみたら、意外に難しい。やはり表現には経験が必要なのだ、二眼レフの時はスマホのアプリを使って露出を決めてみたが、いまひとつ気に入らなかった。昔、質屋に売ってしまった一眼レフと同じイメージだが、「思い出」は信用できないし、見るからに怪しい。
新宿には滝がある
MINOLTA AL-E x ORIENTAL New Seagull 100
(昭和40年3月31日)淀橋浄水場は廃止された。この日は扇田彦一・水道局長も駆けつけ、志村匤造・場長以下、職員らが見守る中、紅白のリボンが結ばれた高地線ポンプ所中野線ポンプ操作盤起動レバーが「停止」位置に操作され、パイロットランプは「緑」現示、ポンプは停止。淀橋浄水場と西部支所の看板が下ろされ、挨拶で扇田は「70年の歴史を持つ淀橋浄水場は本日を以て閉庁したが、この施設は決して老朽した為に廃止するのではなく、今でも浄水場としての機能は立派に備えている。新宿副都心建設という大目的に協力しての東村山浄水場への移転に伴う廃庁であり、特に職員の皆さんが平常の業務と併せて移転業務を支障なく果たされたことを感謝する」と廃止を惜しんだ。 (Wikipedia)
立入禁止・新宿区
MINOLTA AL-E x ORIENTAL New Seagull 100
殺人現場としての《SMOKING AREA》とにかく許せないらしい。
花壇
草花のことは詳しくないが、手入れされていない花壇が気になる。雑草かと思うと、観葉植物だったり、体に好いハーブだったりする。
TOKYO PUBLIC『空』
新宿区にある都庁のTOKYO PUBLICは空っぽだった。
公園と欲望
カメラ映画と言えば、ミケランジェロ・アントニオーニ『欲望』。誰もいないように見える公園の写真。公園には秘密が満ちている。同監督作品『砂丘』のラストのカタルシスに比べて、なんともすっきりしない映画なのだが、10年に一度ぐらい無性に観たくなる。DVDを手に入れよう。写真は公園の灌木の中の子どもたちの秘密の場所。
蛇籠
多摩川の増水時の水勢を削ぎ、堤防を護るための牛枠(うしわく)の重し、蛇籠(じゃかご)。ただ強ければいいというものではなく、いろいろな工夫があるようだ。
藤乃湯
疲れがたまると入りたくなる銭湯。高い煙突のある藤乃湯は今どき珍しく、薪で沸かしている。裏には薪となる建築廃材や枕木が無造作に積み上げられて、川俣 正の作品のようだ。