ばらという字はどうしても覚えられない

裏窓を見ると、なぜだか、西脇順三郎の『旅人かえらず』を思い浮かべてしまう。

ばらという字はどうしても
覚えられない書くたびに
字引をひく哀れなる
夜明に悲しき首を出す
窓の淋しき

あどけない話

「東京には空が無い」と智恵子はいったそうだ。
そんなことは無いだろうとずっと思っていた。
久し振りの梅雨の晴れ間に、空の写真を撮ろうと近所を自転車で走った。
空は、あるにはあったのだが、夢のような、かすかな空だった。

思い出

MINOLTA AL-E x ORIENTAL New Seagull 100

ジャスピンコニカはピントが甘い時があるので、ネットで探してみたら、格安でよさそうなミノルタAL-Eがあったので手に入れた。レンジファインダーのピントには驚きがある。ところが環境を破壊するということになっている、水銀電池はもう作られてないので、電池無し(露出計無し)で感覚で撮影してみたら、意外に難しい。やはり表現には経験が必要なのだ、二眼レフの時はスマホのアプリを使って露出を決めてみたが、いまひとつ気に入らなかった。昔、質屋に売ってしまった一眼レフと同じイメージだが、「思い出」は信用できないし、見るからに怪しい。

新宿には滝がある

MINOLTA AL-E x ORIENTAL New Seagull 100

(昭和40年3月31日)淀橋浄水場は廃止された。この日は扇田彦一・水道局長も駆けつけ、志村匤造・場長以下、職員らが見守る中、紅白のリボンが結ばれた高地線ポンプ所中野線ポンプ操作盤起動レバーが「停止」位置に操作され、パイロットランプは「緑」現示、ポンプは停止。淀橋浄水場と西部支所の看板が下ろされ、挨拶で扇田は「70年の歴史を持つ淀橋浄水場は本日を以て閉庁したが、この施設は決して老朽した為に廃止するのではなく、今でも浄水場としての機能は立派に備えている。新宿副都心建設という大目的に協力しての東村山浄水場への移転に伴う廃庁であり、特に職員の皆さんが平常の業務と併せて移転業務を支障なく果たされたことを感謝する」と廃止を惜しんだ。 (Wikipedia)

花壇

草花のことは詳しくないが、手入れされていない花壇が気になる。雑草かと思うと、観葉植物だったり、体に好いハーブだったりする。

公園と欲望

カメラ映画と言えば、ミケランジェロ・アントニオーニ『欲望』。誰もいないように見える公園の写真。公園には秘密が満ちている。同監督作品『砂丘』のラストのカタルシスに比べて、なんともすっきりしない映画なのだが、10年に一度ぐらい無性に観たくなる。DVDを手に入れよう。写真は公園の灌木の中の子どもたちの秘密の場所。

蛇籠

多摩川の増水時の水勢を削ぎ、堤防を護るための牛枠(うしわく)の重し、蛇籠(じゃかご)。ただ強ければいいというものではなく、いろいろな工夫があるようだ。

藤乃湯

疲れがたまると入りたくなる銭湯。高い煙突のある藤乃湯は今どき珍しく、薪で沸かしている。裏には薪となる建築廃材や枕木が無造作に積み上げられて、川俣 正の作品のようだ。