曇天の空の下

曇天の空の下、とても悲しい情景に思えるが、このおじいさんとその孫は、昨年の台風で破壊された川床の、流されたコンクリートを乗り越え、楽しんでいるのだ。

二眼レフとの格闘

「二眼レフを分解する」の続き。合皮を100円ショップで手に入れ、前面のレザーを張り替える。さすがに安っぽいが、仮のつもりなので、これで良しとする。写真を撮りに多摩川へ行った。羽村から拝島まで、川沿いを歩きながら、カラーフィルムで景色を撮影し、帰り道でカメラ屋に現像を出した。出来上がってきたものは、トイカメラよりぼやけている。これはこれで面白いというレベルのものではない。原因に思い当たることがあった。レンズを外してクリーニングした後、戻すときに表裏を逆にしてしまったのではないか。ボンドで貼ったレザーを慎重にはがして、再度分解してレンズの向きを変える。差しすぎた油が滲んできていたので、シャッター部分を洗い流すよう、ベンジンをかけて乾かし、組み立て直した。こうなると早く確認したくなる。次の日に近所の公園に行って、試し撮りをした。まともなカメラに戻ったが、ピントや露出など、技術的な課題が山積している。

羽村~拝島

太田黒公園(音楽評論家、大田黒元雄の自邸跡)

哲学と平和

今の社会には哲学が不足していると、自転車で探しに出かけた。それは中野にあるはずだ。哲学堂公園では哲学をするおばあさんが東屋で佇んでいた。経験坂は上ることも出来るが、転げ落ちることもあるだろう。豊多摩刑務所跡地にある平和の森公園にも寄ってみる。数年前に森の保護運動があった場所だ。すでに樹木は切られ、大きな体育館の工事が進行している。人々は何かをあきらめているようだ。わずかに残った公園にはシロツメクサが咲き乱れていた。

未練

中央線の線路沿いにある、中野のホームセンターに向かう途中に「Tokyo2020」のバナーが並んでいた。演歌で歌われる恋愛の未練はこころを打つが、国家やイデオロギーに未練がましい愛を向けるものではないなと思う。緊急事態宣言下の島忠は混んでいたし、必要なものを手に入れることができた。すべてはあるがままだった。