一番簡単なDebian:Flash PluginとDropboxのインストール

このノートはすでに非力で熱暴走もあるので、主にウェブブラウザーとテキストエディタを使用するサブノートとして、デフォルトでインストールされるアプリケーション以外に以下のインストールを試みます。

■Flash Plugin (non-free)
YoutubeやUstreamを見るにはどうしても必要なので、嫌々インストールします。

■Dropbox
■Wine+Evernote
サブノートとして使用するには、いまやDropboxのファイル共有とEvernoteのクリップは欠かせません。ブラウザでの利用も可能ですが、アプリケーションを入れておいたほうが便利です。
DropboxはLinux用のアプリがありますが、Evernoteにはありません。Windowsアプリを動かすためにwineもインストールします。

■Skype
何かと便利なSkypeは入れておきたいところです。

※twitterアプリも入れたいところですが、良いものが見つかりません。とりあえずブラウザで済ませます。

Flash PluginとDropboxのインストール

まず、 画面上部のメニューバーから、アプリケーション>システムツール>システム管理>Synaptic パッケージマネージャーをクリックして、Synaptic パッケージマネージャーを起動します。rootのパスワードを求められるので、Debianインストール時に設定したパスワードを入力し、認証します。

Screenshot_from_2014-05-29 14:48:27

ウィンドウメニューより、設定>リポジトリ、Debian Softwareタブ で
□ フリーではないものに依存関係のある DFSG 適合ソフトウェア (contrib)
□ DFSG に適合しないソフトウェア (non-free)
を追加チェック

debian-software

Other Softwareタブ を開きcdrom:[Debian GNU/Linux 7.5.0_Wheezy_XXXXXX/wheezy contrib main  のチェックを外します。(これを外さないと、追加インストールを行うたびにDVDの挿入を求められます。)

other-software

ツールバーの 再読み込み をクリックしパッケージデータを更新します。

Screenshot_from_2014-05-29 15:35:22

クイック検索ウインドウ より、
flashplugin を検索
インストール指定して適用

nautile-dropbox を検索
インストール指定して適用

これで、flashpluginとdropboxアプリケーションがインストールされるはずです。
画面上部のメニューバーから、アプリケーション>インターネットに Dropbox、システムツール>設定に Adobe Flash Player が追加されているか確認してください。

ここまではグラフィカルユーザインタフェース(GUI)だけで操作できましたが、Wine+EvernoteとSkypeはキャラクターユーザーインターフェイス(CUI)でのコマンド操作が必要になってきますので、後日別投稿ということで。

デュアルブートはやめてDebianをクリーンインストールすることにした

Openlogo-debianV2.svgDebianとLinux mint のデュアルブートで構成していたLN500/R。DebianのIceweaselとMintのFirefoxの環境設定ファイルを同じにしていたところ、Firefoxのアップデート時に、両方のブラウザのJavascriptが無効になってしまった。修復を試みるも直らず、なにかを間違えMintがブートローダに出てこなくなってしまった。深追いは時間泥棒にやられてしまう。現在の使い方では、Debianだけで事足りるので、デュアルブートはやめてDebianをクリーンインストールすることにした。

PCはNEC LaVie PC-LN500RG6W
AMD Athlon(TM) X2 デュアルコア・プロセッサ QL-60 1.90GHz RAM 4GB
※FeliCaポートはBIOS設定であらかじめ停止

インストールするDebian “wheezy” を以下のサイトからダウンロード。
cdimage.debian.or.jp PC/サーバー用DVDイメージ (64ビット)/
※2014年5月28日現在は7.5.0が最新の安定版でした。

Linux Computing > Linuxインストールガイド > debian 7 のインストール とほぼ同じ手順で、約一時間でインストール完了。

「ソフトウェアの選択とインストール」ではデフォルトで
・Debian デスクトップ環境
・プリンタサーバー
・ノート PC
・標準システムユーティリティ
がチェックされていたので、変更せず。

版画用の油性絵具で刷った木版画Tシャツを洗濯した

日本海賊放送のロゴを彫って、版画用の油性絵具で刷ったTシャツを洗濯してみました。
まず、水で手洗い、問題なさそうです。次に洗濯用洗剤をつけてもみ洗いしました。これも問題ないようです。
次に、洗濯機で洗ってみると、定着の悪い部分がほんの少し落ちた感じもしますが、色移りもないし、DIY―Tシャツとしては問題無さそうです。

wash

使った版画用の油性絵具は(株)サクラクレパスのものです。大正時代から続く古い会社なので仕方ないかもしれませんが、財閥・皇族としっかり繋がっているようで、そういうものからの完全な離脱というのはやはり困難です。インクからDIYするしかないとも思いますが(それほど難しくはないのですが、かえって高くつきます)、顔料は?油は?ということになり、こだわりすぎると何も出来なくなるので、まずは手軽な材料でとにかく作りはじめることが一番だと思います。

ふたつの民衆=DIY芸術運動展

吉祥寺美術館で開催中の『われわれは〈リアル〉である 1920s -1950s プロレタリア美術運動からルポルタージュ絵画運動まで:記録された民衆と労働』展を見てきました。

REAL

芸術は「善悪の彼岸」にあるものなので、戦争画と反戦画、増産運動と労働運動が同列に並べられることは間違いではない。それが「リアル」なのだから。展示作品について、浜田知明、池田龍雄の作品はさすがに完成度が高かったです。民衆芸術ではなく、プロレタリア芸術でしたが、鈴木賢二の木版画も素晴らしいです。もっと民衆芸術の作品展示があっても良かったのではないか。しかし、最近の展示は薄暗くていけません。あと必要のないくるぶし程度の高さの柵。それほど知っているわけではないのですが、ヨーロッパやアメリカの美術館で柵があったのは「ゲルニカ」だけだった記憶があります。今回の展示で一番重要な雑誌。これは手にとって見るものなので、たぶんガラスの棚にいれてはいけません。ということで今回の展示の全貌を理解することは出来ませんでした。

ESPERANTO

Irregular Rhythm Asylumで開催中の『山鹿泰治展 —エスペラント・アナキズム・DIY』では貴重なスケッチブックを手にとって観ることができたので、展示の質はこちらのほうが確実に高いです。
とにかく、どちらの展示も今後重要となるDIY運動につながるはずですので、「社会とアート」や「DIY」に興味があるかたはぜひ観にいってください。

版画用の油性絵具で木版画Tシャツは可能か

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木版画Tシャツワークショップの前に、版画用の絵具が適しているのか、洗濯できるのかどうか確認するために、関わっている日本海賊放送のロゴを彫って、Tシャツに刷りました。

Tシャツ(布)の場合はバレンは適してなくて、インクをつけた版木をTシャツの上において足で踏む方法がプレス機も不要で一番理にかなっているようです。江戸時代のキリシタン迫害に利用された「踏み絵」をイメージしてしまい、なんか躊躇してしまうのですが、そんな儒教的に強要される道徳感からはさっさと自由にならないといけませんね。

以前IRAのロゴを刷ったときに使ったシルクスクリーン用のインクは固めで、アメリカのTシャツによくある生地の上に乗っかっているようなゴワゴワ感のあるものだったので、今回は油性木版では定番のサクラ版画用絵具[油性]を使ってみました。ロゴの基本色が赤なので、REDとYELLOWを混ぜ、オレンジよりの赤色をつくり、固めのローラー(どうやら柔らかいローラーよりもインクが乗りやすいようです。紙に刷るには適してないかもしれません。)を使ってインクを盛りました。すこしかすれはしましたが、手作り感が出るでしょう。インクを多めに作ってしまったので、残りはサランラップで保存します。リトグラフをやっていたときは良くやりましたが、たぶん一ヶ月程度は大丈夫なはずです。このTシャツが洗濯に耐えられるかどうか、1週間ほど乾かしてから洗濯してみます。

NKH2NKH3

タリン・パディパンクロック・スゥラップはオフセット(リトグラフ)用のインクを印刷屋さんの残りをもらったりして刷っているとのこと。そういえば何に使おうとしたのか忘れてしまいましたが、以前福生に住んでいるとき、近所の印刷工場に大き目の紙を譲ってくれとお願いしたら、紙ローラーの最後に10メートルほど残ってしまう紙をローラーごとくれた記憶があります。今は近所に印刷工場もないのですが、見つけたら聞いてみることにします。

篠原有司男とボッティチェルリ

『ASCA 芸術の現在・現代の美術』というサイトにある、「 版 」 の概念とその可能性について - 現代・美術における「身体」との関わりからの一考察 - 福島大学 渡辺晃一 / 福島大学大学院 荒木久美子 「第3章 現代・美術における<版>の概念」の中に面白い記述を見つけた。

「物の表面」が、妄想を触発することを示したのはしかし、シュルレエアリストが最初ではない。ボッティチェルリ( Sandro Botticelli、1444/45ー1510)は、絵の具を含んだ海綿を壁に投げつけて、そこに出来たしみに「美しい風景」を見た。

篠原有司男のボクシング・ペインティングの源流はボッティチェルリにあったということだ。

Tシャツの版下として作った木版

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木版画Tシャツワークショップということで、昔(20年以上前)Tシャツのシルクスクリーン用の版下として作った木版の版木があったので摺ってみました。モチーフは薔薇ですが、なんで薔薇かというと「美術」を表現したかっただけで、深いなにかはありません。4版使っていますが、1版ずつ墨で摺って、シルクスクリーンの版下にしました。網点で写真製版したわけではないので、摺り跡は残りませんが、木版が下絵ということはTシャツでもわかったと思います。

檄文としての日本国憲法

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した

檄文

絶筆としての憲法9条

zeppitsu

第2章 戦争の放棄
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。