焦点をほんの少しずらしてみよう

批判も大切だし
情勢分析も重要だ

現代社会では情報
が光速で移動する
この状況のパターン
認識と解析が決定的
に欠けている

ほんの少し
手を
足を
とめて
目を
凝らさず
今を
眺めて
みよう

みんなが同じものを見て
みんなが同じ思いを持つ
それはまずしい社会だ

わたしたちの

を支配しようと
している政治から
焦点をほんの
少し
ずらしてみよう

そこには今
まで見えて
いなかった社会
の姿が写し
出されるだろう

Linux Mint インストールメモ

PC: NEC LaVie PC-LN500RG6W

■LMDE 201303 Cinnamon [64-bit] 日本語化パッケージを入れる前に、アップデートを実行する。
(先に日本語化パッケージを入れるとX Window Systemが壊れる場合がある)

更新ファイル数が多いせいか、エラーで何度も止まるが、とにかくすべてのパッケージが更新されるまで、
$ sudo apt-get (-f) upgrade を繰り返す。
※(-f)オプションは同期がずれて依存関係が壊れる時に。

一度に作成する更新リスト数を制限する方法もあるようだ。
http://www.fulldigit.net/content/view/123/20/

# vi /etc/apt/apt.conf.d/70debconf
——–内容——–
APT::Cache-Limit “100000000”; →制限を追加

アップデートマネージャーで「ご使用のシステムは最新の状態です」というメッセージが出たら、
Linux Mint Japan 「日本語化の方法」で追加パッケージをインストールする。
http://linuxmint-jp.net/download.html

$ wget -q http://linuxmint-jp.net/linuxmint-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget http://linuxmint-jp.net/sources.list.d/linuxmint-ja.list -O /etc/apt/sources.list.d/linuxmint-ja.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install mint-lmde-ja --install-recommends

■Linux Mint 16 Petra [64-bit] インストール後に、Linux Mint Japan 「日本語化の方法」で追加パッケージをインストールする。
※アップデートは日本語化の前でも後でも問題ないようだった。

Linux Mint Japan 「日本語化の方法」で追加パッケージをインストールする。
http://linuxmint-jp.net/download.html

$ wget -q http://linuxmint-jp.net/linuxmint-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget http://linuxmint-jp.net/sources.list.d/linuxmint-ja.list -O /etc/apt/sources.list.d/linuxmint-ja.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install mint-gnome-ja --install-recommends

プリンタ(Epson EP-802A)ドライバをインストールする前に「lsb」パッケージをインストールする。

$ sudo apt-get install lsb

スキャナードライバーに必要な「xsltproc」パッケージはすでに(たぶん日本語化追加パッケージ)でインストールされていた。

エプソンのサポートページからドライバをダウンロードする。
http://download.ebz.epson.net/dsc/search/01/search/?OSC=LX

EP-802A の場合
・プリンタ
Module Name: ESC/P-R Driver (generic driver) より
64bit版をインストールしているので、
epson-inkjet-printer-escpr_1.3.0-1lsb3.2_amd64.deb
をダウンロード
※機能限定だが (full feature)より安定しているらしい。

・スキャナ
Module Name: core package&data package より
iscan_2.29.3-1~usb0.1.ltdl7_amd64.deb
iscan-data_1.25.0-1_all.deb
をダウンロード

ファイルをダブルクリックすると、パッケージインストーラーが開くので、それぞれインストールする。
その後、設定 > プリンタ で設定

プリンタは印刷確認済み。スキャナは現時点で未確認。

PetraとLMDEのデュアルブート

Linux Mintとはいえ、Debianの設定はやはり難しいところがあった。
ネットワークプリンター(Epson A803)がうまく繋がらないなど。

Debianの自由とUbuntuの利便性を合わせ持てないかと考え、「Linux Mint 16 Petra」と「LMDE Cinnamon」のデュアルブートに変更した。

swap:2MB、Petra:20GB、LMDE:20GB、/home:残り にパーティションを切り直し、それぞれインストール。/homeは共有しているので、メールやブラウザの設定、作成したデータなど同じ物をどちらでも開ける。LMDEで作ったデータを、そのままPetraからプリントできるようにもなった。

特定秘密保護法とDuckDuckGo

特定秘密保護法がわたしたちの生活に何をもたらすのか。

その目的は戦争をする国に、この日本を変えていくことであるが、その第一歩として、秘密保護という名のもとに個人やコミュニティーのプライバシーを奪われ、すべてをトレース/管理され、都合のいいように利用される、閉塞感満ち溢れる世界の到来が予測される。

Google、Facebook、Amazonなどのプロファイリングによって、ひとりひとりの嗜好や行動を調査/分析され、気づかないうちに組み換えられ、都合の良い消費者となっていく、その方法を国家権力がどのように利用していくことになるのだろうか。

about-duckduckgo-posterimg先日、Linux Mint Debianをインストールしたところ、プリインストールされているFireFoxのデフォルト検索がDuckDuckGoという知らない検索エンジンだった。調べてみると、ユーザーのプライバシーを尊重し、履歴を記録せず、検索結果に手を加えない検索エンジンとのこと。

2013年、米国家安全保障局(NSA)の組織的な個人情報収集活動にグーグルやヤフーが協力していたことが、エドワード・スノーデンによって暴露された。この問題が浮上してから、DuckDuckGoの利用者は急増を続けているそうだ。

とにかく、Google検索をやめて、DuckDuckGoを使ってみることにした。
便利なショートカットやスマホアプリなども充実している。

DuckDuckGo
https://duckduckgo.com/

※以下のDuckDuckGo PV(ビデオは英語のみ)の日本語解説が素晴らしい。
http://youtu.be/PKq0M33QyZM

戦前の治安維持法を思い起こす特定秘密保護法が強行採決された日、抗議行動には参加せずLMDEをインストールした

Screenshot_from_2013-12-08 00:26:41LinuxもUbuntuが出てきてずいぶん敷居が下がった。
しかしCanonicalの方向性には新自由主義的なものがまとわりついているように思え、他のプロプラエタリなOSとの差異は無料であることだけのように感じていた。やはりLinuxはDebian GNUだと考えるが、これは少し敷居が高い。
サブサブくらいのネットブックにUbuntu「Hardy Heron」を入れてバージョンアップしながら使っていた程度で、おまけに原発震災のこともあり、しばらくLinuxの情報から離れていた。
メインはずっとMacOSを使っていたが、ジョブスも亡くなり、MacBook Proの液晶にはピンクの線がちらつきはじめた。持ち運び用に、最近もらったNEC LaVie PC-LN500RG6Wに12.04 LTS Precise Pangolinをインストールし、しばらく使っていたが、Canonicalのネオリベ感がさらに増して来たように思え、Freeの欠如を感じていたところ、Linux MintというUbuntu派生のディストリビューションが目にとまり、Ubuntuを消してインストールしてみると、Ubuntu同等かそれ以上に使いやすい。TPPやNSCに突き進む日本にあるミラーサーバが一度撤退したことも(2013年5月JAISTはNo codecs版のイメージに限って提供を再開)好感が持てる。Debian editionもあるとのことで、こちらを再インストールした。自分にとって一番のLinuxディストリビューションになりそうな予感がする。

・Linux Mint Debian http://www.linuxmint.com/download_lmde.php
・Debian GNU/Linux http://ja.wikipedia.org/wiki/Debian

フォンターナ広場――イタリアの陰謀

イタリア鉛の時代の幕開けの事件、ミラノフォンターナ広場にある全国農業銀行爆破事件を扱ったドラマ映画「フォンターナ広場―イタリアの陰謀」が、12月に日本で公開されると、粉川哲夫さんに教えていただく。

予告編を観ると、「あくせく働くな:ラジオアリーチェ」に出てくる警部補リッポリス役の俳優がカラブレージ警視役として出演していた。1969年を扱った映画の警視役を2012年に演じ、2004年に1977年を扱った、歴史的に関連している映画で公安役を演じる。当然、69年より77年のほうが若い。

これは、遅れてきた「前作品」なのだと思う。

この事件とラジオアリーチェの時代への流れについては、粉川さんの『メディアの牢獄ーコンピューター化社会に未来はあるか』「イタリアの熱い日々――街路と個室を結ぶメディアヘ」に詳しい。

そして、予告編からは、アフロディテス・チャイルドのアルバム「エンド・オブ・ザ・ワールド」 に入ってる、Rain and Tears (原曲:パッヘルベルのカノン) が聴こえる。

『あくせく働くな:ラジオアリーチェ』鑑賞ノート

Internet Archive > Moving Image Archive > Community Video > Lavorare Con Lentezza (Radio Alice)

この映画は、高度成長期後の景気後退と、1973年の第4次中東戦争に起因するオイルショックによって、「危機の時代」「鉛の時代」と形容される、混乱期を迎えたイタリアの社会状況を、実在した「ラジオアリーチェ」にまつわる物語として描き出した作品です。

◆ラジオアリーチェについて
イタリアでは、ラジオやテレビ放送の電波を国家が独占していましたが、1976年に最高裁判決が、国家による電波の独占は違法だという判決を下し、一気に社会運動関係や音楽などのコマーシャルな放送を行うラジオ放送局が乱立しました。ボローニャという大学地区では、アウトノミアにも関わる、数人の若い詩人たちによって、ラジオアリーチェが開設され、アーティスト、活動家、労働者、学生、ヒッピーなどの若者が放送局に集い、様々な番組が放送されました。

1977年3月11日、ボローニャで行われていたキリスト教聖職者団体の集会で、抗議活動を行おうとしていた学生グループに国防警察が介入・攻撃しました。警官の発砲で、アウトノミアのグループ、ロッタ・コンティヌアに関わるフランチェスコ・ルロッソが殺害され、その日のうちに、抗議運動はボローニャの大学地区を占拠しました。この事件をきっかけに、翌12日には、ローマやボローニャなどの都市でアウトノミアたちが蜂起し、暴動に発展しました。一連の動きを逐一放送していたラジオアリーチェを、暴動の煽動者であるとして、警察が急襲し、強制的に閉鎖、関係者を逮捕します。

◆映画ではいくつかの話がDJのようにミックスされていて、転換に気づきにくく、ストーリーが分からなくなる場合があります。
以下に主要な話を羅列しておきます。

◇ラジオアリーチェ
・自由ラジオ
・Call In(電話をそのままラジオで放送)
・政治や運動の話(政府、労働組合、新左翼、労働の拒否、デモ など)
・詩やおとぎばなし、音楽、コミックス
・人生相談
・お買い得情報
・フリーセックス
・野外イベント
・フェミニズム運動
・イタリア共産党とキリスト教民主党の連立(歴史的妥協)
◇主人公スガロとペロの銀行強盗のためのトンネル掘り、家族との確執
◇高利貸しに暴行し、起訴されたフランコとその弁護士マルタ
◇ワイン業者を装い、違法な商売や盗みを働くマランゴンと、警部補リッポリスとその部下アントニオ
◇ラジオアリーチェの技術者ビジと弁護士マルタ、ラジオアリーチェの発案者ウンベルトとの三角関係
◇警官に殺害された医学生フランチェスコの抗議デモから暴動、そして弾圧
◇警察によるラジオアリーチェへの襲撃

ラジオアリーチェとその時代(3)

1979年4月7日
パドヴァ大学
政治学部の全教員
を含む六十六人
が魚の泳ぐ水
を取り除く目的で
一斉検挙投獄

人民は海であり、ゲリラは人民の海に泳ぐ魚である

逮捕者の中には
アウトノミア
の理論的支柱
アントニオ・ネグリ
もいたアルド・モーロ
キリスト教民主党党首
誘拐殺人首謀の罪に
問われ最重要警備
獄舎に投獄

禁獄四年目に急進党
から国会議員に出馬
選出され出獄二ヶ月
後には議会で
議員特権剥奪
の決定が下される
剥奪賛成票
の中には急進党
の票も含まれる

No future, no future, no future
No future, no future, no future

未来がなくなること
は歴史が止まる
あるいは世界全体
が歴史の外側へ
と漏れ出すことだ

<帝国>

人民という海

は干上がりやがて

世界のメルトダウン

が始まる

ラジオアリーチェとその時代(2)

イギリスでは
失われた未来
から生まれた
叫びが響き渡る

No future, no future, no future for you
No future, no future, no future for me
No future, no future, no future for you
No future, no future for you

日本では自殺する若者
が増えていると新聞
が伝えるボローニャ
では弾圧に抗する
国際集会が開かれ運動
が集結するがイタリア
の知識人は賛同せず
さらなるテロリズム
への暴走がはじまる

1978年キリスト教
民主党総裁アルド
モーロが誘拐され殺害
キリスト教民主党
と共産党が交わる
カエターニストリート
に駐められた真っ赤
なルノーの中で発見

赤い旅団は
拳銃で足を狙い
誘拐殺害を繰り返す
監獄では蜂起が
最前線や組織化
されたアウトノミア
は襲撃を繰り返す