メトロポリタン美術館に展示されているバルテュスの《夢見るテレーズ》の撤去騒動や、<セクシスト>ピカソへの抗議活動、他にもいろいろあるのだろうが、それら「退廃芸術」への民衆による監視が進行していると聞く。バルテュスは晩年、目が悪くなって少女のデッサンが困難となったときにポラロイドカメラを使ってその代わりとした。それは下絵に過ぎないのだが、バルテュスでなければ撮ることのできなかったポラロイドとして、それはやはりバルテュスの作品なのだと思う。
![](https://www.artnomad.net/wp-content/uploads/2021/09/IMG_7416-scaled.jpg)
メトロポリタン美術館に展示されているバルテュスの《夢見るテレーズ》の撤去騒動や、<セクシスト>ピカソへの抗議活動、他にもいろいろあるのだろうが、それら「退廃芸術」への民衆による監視が進行していると聞く。バルテュスは晩年、目が悪くなって少女のデッサンが困難となったときにポラロイドカメラを使ってその代わりとした。それは下絵に過ぎないのだが、バルテュスでなければ撮ることのできなかったポラロイドとして、それはやはりバルテュスの作品なのだと思う。