ブランクラス「名絵画探偵 亜目村ケン episode1」公演と演劇のことなど

A3BC: 反戦・反核・版画コレクティブ同志の河口遥さんが演劇の初舞台に立つということで、演劇ユニット Whales「名絵画探偵 亜目村ケン episode1」をブランクラスに観にいった。知り合いが舞台に立つというのはこちらもなかなか緊張するものだ。

ブランクラスの前身、Bゼミについては彦坂尚嘉さんたちからなんとなく話しは聞いていた。若い頃、現代アートは教育から離れたところ、反教育としてあるものだろうと考えていた自分には、美学校やBゼミについて違和感があったので、気にとめず関わらなかったが、時代は変わり、今や現代アートの教育は当たり前のものとなったようだ。当時、先駆的だったであろうBゼミは、ブランクラスというアーティストサロンともいえる場所に生まれ変わっている。

「名絵画探偵 亜目村ケン episode1」は、かわいらしい小品という感じで好感を持てた。脚本、演出、役者、装置、会場、そして観客すべてがかわいらしかった。
https://www.facebook.com/events/816806568389194/


昔付き合っていた女性が小劇団に所属していたこともあって、80年代はじめの頃は足しげく紀伊国屋ホールや博品館劇場、花園神社に通っていた。アングラ演劇がメジャー化されたり、演劇ムーブメントとして社会的な現象にまでなった時代だ。「つかこうへい事務所」「夢の遊眠社」「状況劇場」は公演があるたびに、徹夜で新宿紀伊國屋書店前の路上に並びチケットをとっていたのだが、「つかこうへい事務所」解散の頃から演劇に通うのはやめ、その後ぱたりと行かなくなってしまった。

それでも、最近(震災後)はごくたまにだが演劇を観る機会がある。
・2012年 アンファンテリブルプロデュース「愛のゆくえ(仮)」
知人のN君に手伝いを頼まれ上野ストアハウスにビデオを撮影しに2日間通った。
主演の前川麻子は、日活ロマンポルノの中でいちばんのお気に入りの「母娘監禁・牝」の主役でもあったので、喜んで手伝いに行く。
「母娘監禁・牝」は主題歌の荒井由美「ひこうき雲」とテトラポット、冷蔵庫に逃げ込んで泣くシーンが印象的な映画だ。
前川麻子が主催していた「品行方正児童会」の演劇をテレビでやっているのを見たことがあるが、見ている私は時間と場所を共有する観客ではないし、演劇には一回性というものが欠かせないものだと思った。とはいえ、アーカイブはあったほうがいい。「愛のゆくえ(仮)」 全公演の映像をYouTubeでみる事が出来るようです。
https://www.youtube.com/channel/UC-owQqMItx-SEqtL6UJUFFg
たしか10月31日と11月4日を撮影したと思う。

・2013年 福島県立相馬高校「今、伝えたいこと(仮)」
残念ながら再演はもう無いとのこと。記録DVDの上映会は行っているそうなので、機会があればぜひ観て下さい。
https://www.facebook.com/events/416118131796896/

演劇を見るといつも、夢の遊眠社の「怪盗乱魔」で大泣きしてしまったことを思い出す。自分も若かった。決して伊藤蘭に泣かされてはならない。

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