山頭火を生きる:五月五日

けさも早起、晴れて端午だ。
身辺整理、きれいさつぱり、針の穴に糸が通らないのはさびしかつた。
さみしくなるとうぐひすぶゑ(叡山土産の一つが残つてゐた)をふく、ずゐぶんヘタクソ鶯だね、そこが山頭火だよ。
放下着、死生の外に。――
T子さん来庵、白米を持つてきてくれたのはありがたいが。
寝苦しかつた、肺炎なんて、凡そ私にはふさはしくない。
雑草そのままに咲いた咲いた
おもさは雨の花のあかさ
けふも雨ふる病みほうけたる爪をきらう
・雨のゆふべの人がきたよな枯木であつたか
・どうやらあるけて見あげる雲が初夏

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