貨幣小説『親和力』

ずっと気がかりだったゲーテ『親和力』をやっと読む。古本の岩波文庫を手に入れたのは20年以上も前の話だ。ボードリヤールの翻訳などしている今村仁司の『貨幣とは何だろうか』によると「貨幣形式」の小説ということだが、ストーリー自体は恋愛とか結婚とか不倫とかプラトニックとか神話とか死とか犠牲とか救済とか、おまけに造園とかの貴族な話なので、小説をざっと読んだだけでは「貨幣」とのつながりを見出すことは難しい。制度にまつわる話ではあるのだが、その飛躍の中間にはベンヤミン『ゲーテ 親和力』があるのだろう。個人的にいわくつきの『親和力』だが、読み終えることができてよかった。ベンヤミンの『ゲーテ 親和力』を再読することにした。

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