篠原有司男とボッティチェルリ

『ASCA 芸術の現在・現代の美術』というサイトにある、「 版 」 の概念とその可能性について - 現代・美術における「身体」との関わりからの一考察 - 福島大学 渡辺晃一 / 福島大学大学院 荒木久美子 「第3章 現代・美術における<版>の概念」の中に面白い記述を見つけた。

「物の表面」が、妄想を触発することを示したのはしかし、シュルレエアリストが最初ではない。ボッティチェルリ( Sandro Botticelli、1444/45ー1510)は、絵の具を含んだ海綿を壁に投げつけて、そこに出来たしみに「美しい風景」を見た。

篠原有司男のボクシング・ペインティングの源流はボッティチェルリにあったということだ。