世界の終わり

いつもは子どもたちがはしゃぎ、老人はベンチで池を眺めている夏の終わりの妙正寺公園の8月30日の午後。誰もいない公園に世界の終わりを感じた。アクション映画のような徹底的な破壊ではなく、世界は静かに終わるのだろう。子どもの頃にテレビでやっていた欧米の映画を覚えている。第3次世界大戦によって人類は滅亡し、たった三人だけが生き残る。若い二人の男と一人の女。その女を奪い合う戦いが始まる。それは第4次世界大戦だ。「第4次世界大戦」というタイトルだったと思うが、ネットで調べても見つからない。