座れない椅子

「私がせめて彼らに願うことは、ともかく実用品たれ、ということである。腰かけることのできるイス、物をつつめる一枚のフロシキをつくる方が、諸君の絵や彫刻よりもムダではない。」と坂口安吾が書いていた。シュルレアリスム批判のエッセイだ。
岡本太郎が「座れない椅子」を作り続けた理由が今分かった。

radio sculpture

ラジオはテレビ的なものでは無いと言うのはマクルーハンの時代からの定説ではあるが、それは彫刻的なものではないか。まだ上手く説明できないが、セザンヌとヨーゼフ・ボイスは分かってくれると思う。

Debian “wheezy” のチューニング

時間を見つけては、Debian “wheezy” を試している。
ディスクトップOSとしても使いやすいものになっている感じがする。
ある程度のコツは必要のようだが、チューニングは順調に進んでいる。

■ネット接続
有線/無線とも接続される。

■フォント
フォントを追加したら、文字化けした。
(Takao、Umeフォント 他)
フォントキャッシュの更新が必要。
fc-cache -f -v
フォント表示が少し崩れていたので、以下を実行
ln -s /etc/fonts/conf.avail/10-unhinted.conf /etc/fonts/conf.d/

■プリンター
エプソンサイトからドライバをダウンロード/インストールで認識/印刷された。
http://download.ebz.epson.net/dsc/search/01/search/?OSC=LX
epson-inkjet-printer-escpr_1.3.0-1lsb3.2_amd64.deb

■外部モニタ
接続するだけで認識されたが、デュアルディスプレーにしようとすると、以下のエラー
“位置やサイズが許容範囲を超えました: 位置 (1280, 0)、サイズ (1920, 1080) / 許容範囲 (1920, 1920)”
xorg.confを作成/編集して、許容範囲を拡大した。
Virtual 3200 1920
を追加。

■ノンフリーFlashプラグイン・インストール
/etc/apt/sources.list に以下リポジトリを追加。
deb http://ftp.de.debian.org/debian wheezy main contrib
Synaptic パッケージマネージャーで“flashplugin-nonfree”をインストールした。

□参考サイト
新森からの雑記
さかな前線
凡人プログラマーの独り言
ラムダ算法書店
AMD64 マシン用 flashplugin-nonfree_3.2_amd64.deb のダウンロードページ

Debian

Screenshot_from_2013-12-16 00:13:5515年ほど前、パソコンを始めたの頃にFMVにインストールしようとして、どうしても上手くいかず、その後敬遠していたDebianをインストールしてみると(LaVie的な熱暴走の問題で数回失敗はあったものの)、Ubuntuと変わらない手軽さだった。いまやUbuntuやMint無しで、自由なデジタル・ライフを普通に享受出来るのかもしれない。デフォルトのブラウザはIceweasel、メーラーはIcedove。スティーブ・ジョブスのこだわりもリスペクトするが、リチャード・ストールマンイアン・マードックのこだわり方が自分の性に合っているようだ。

焦点をほんの少しずらしてみよう

批判も大切だし
情勢分析も重要だ

現代社会では情報
が光速で移動する
この状況のパターン
認識と解析が決定的
に欠けている

ほんの少し
手を
足を
とめて
目を
凝らさず
今を
眺めて
みよう

みんなが同じものを見て
みんなが同じ思いを持つ
それはまずしい社会だ

わたしたちの

を支配しようと
している政治から
焦点をほんの
少し
ずらしてみよう

そこには今
まで見えて
いなかった社会
の姿が写し
出されるだろう

Linux Mint インストールメモ

PC: NEC LaVie PC-LN500RG6W

■LMDE 201303 Cinnamon [64-bit] 日本語化パッケージを入れる前に、アップデートを実行する。
(先に日本語化パッケージを入れるとX Window Systemが壊れる場合がある)

更新ファイル数が多いせいか、エラーで何度も止まるが、とにかくすべてのパッケージが更新されるまで、
$ sudo apt-get (-f) upgrade を繰り返す。
※(-f)オプションは同期がずれて依存関係が壊れる時に。

一度に作成する更新リスト数を制限する方法もあるようだ。
http://www.fulldigit.net/content/view/123/20/

# vi /etc/apt/apt.conf.d/70debconf
——–内容——–
APT::Cache-Limit “100000000”; →制限を追加

アップデートマネージャーで「ご使用のシステムは最新の状態です」というメッセージが出たら、
Linux Mint Japan 「日本語化の方法」で追加パッケージをインストールする。
http://linuxmint-jp.net/download.html

$ wget -q http://linuxmint-jp.net/linuxmint-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget http://linuxmint-jp.net/sources.list.d/linuxmint-ja.list -O /etc/apt/sources.list.d/linuxmint-ja.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install mint-lmde-ja --install-recommends

■Linux Mint 16 Petra [64-bit] インストール後に、Linux Mint Japan 「日本語化の方法」で追加パッケージをインストールする。
※アップデートは日本語化の前でも後でも問題ないようだった。

Linux Mint Japan 「日本語化の方法」で追加パッケージをインストールする。
http://linuxmint-jp.net/download.html

$ wget -q http://linuxmint-jp.net/linuxmint-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
$ sudo wget http://linuxmint-jp.net/sources.list.d/linuxmint-ja.list -O /etc/apt/sources.list.d/linuxmint-ja.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get dist-upgrade
$ sudo apt-get install mint-gnome-ja --install-recommends

プリンタ(Epson EP-802A)ドライバをインストールする前に「lsb」パッケージをインストールする。

$ sudo apt-get install lsb

スキャナードライバーに必要な「xsltproc」パッケージはすでに(たぶん日本語化追加パッケージ)でインストールされていた。

エプソンのサポートページからドライバをダウンロードする。
http://download.ebz.epson.net/dsc/search/01/search/?OSC=LX

EP-802A の場合
・プリンタ
Module Name: ESC/P-R Driver (generic driver) より
64bit版をインストールしているので、
epson-inkjet-printer-escpr_1.3.0-1lsb3.2_amd64.deb
をダウンロード
※機能限定だが (full feature)より安定しているらしい。

・スキャナ
Module Name: core package&data package より
iscan_2.29.3-1~usb0.1.ltdl7_amd64.deb
iscan-data_1.25.0-1_all.deb
をダウンロード

ファイルをダブルクリックすると、パッケージインストーラーが開くので、それぞれインストールする。
その後、設定 > プリンタ で設定

プリンタは印刷確認済み。スキャナは現時点で未確認。

PetraとLMDEのデュアルブート

Linux Mintとはいえ、Debianの設定はやはり難しいところがあった。
ネットワークプリンター(Epson A803)がうまく繋がらないなど。

Debianの自由とUbuntuの利便性を合わせ持てないかと考え、「Linux Mint 16 Petra」と「LMDE Cinnamon」のデュアルブートに変更した。

swap:2MB、Petra:20GB、LMDE:20GB、/home:残り にパーティションを切り直し、それぞれインストール。/homeは共有しているので、メールやブラウザの設定、作成したデータなど同じ物をどちらでも開ける。LMDEで作ったデータを、そのままPetraからプリントできるようにもなった。

特定秘密保護法とDuckDuckGo

特定秘密保護法がわたしたちの生活に何をもたらすのか。

その目的は戦争をする国に、この日本を変えていくことであるが、その第一歩として、秘密保護という名のもとに個人やコミュニティーのプライバシーを奪われ、すべてをトレース/管理され、都合のいいように利用される、閉塞感満ち溢れる世界の到来が予測される。

Google、Facebook、Amazonなどのプロファイリングによって、ひとりひとりの嗜好や行動を調査/分析され、気づかないうちに組み換えられ、都合の良い消費者となっていく、その方法を国家権力がどのように利用していくことになるのだろうか。

about-duckduckgo-posterimg先日、Linux Mint Debianをインストールしたところ、プリインストールされているFireFoxのデフォルト検索がDuckDuckGoという知らない検索エンジンだった。調べてみると、ユーザーのプライバシーを尊重し、履歴を記録せず、検索結果に手を加えない検索エンジンとのこと。

2013年、米国家安全保障局(NSA)の組織的な個人情報収集活動にグーグルやヤフーが協力していたことが、エドワード・スノーデンによって暴露された。この問題が浮上してから、DuckDuckGoの利用者は急増を続けているそうだ。

とにかく、Google検索をやめて、DuckDuckGoを使ってみることにした。
便利なショートカットやスマホアプリなども充実している。

DuckDuckGo
https://duckduckgo.com/

※以下のDuckDuckGo PV(ビデオは英語のみ)の日本語解説が素晴らしい。

戦前の治安維持法を思い起こす特定秘密保護法が強行採決された日、抗議行動には参加せずLMDEをインストールした

Screenshot_from_2013-12-08 00:26:41LinuxもUbuntuが出てきてずいぶん敷居が下がった。
しかしCanonicalの方向性には新自由主義的なものがまとわりついているように思え、他のプロプラエタリなOSとの差異は無料であることだけのように感じていた。やはりLinuxはDebian GNUだと考えるが、これは少し敷居が高い。
サブサブくらいのネットブックにUbuntu「Hardy Heron」を入れてバージョンアップしながら使っていた程度で、おまけに原発震災のこともあり、しばらくLinuxの情報から離れていた。
メインはずっとMacOSを使っていたが、ジョブスも亡くなり、MacBook Proの液晶にはピンクの線がちらつきはじめた。持ち運び用に、最近もらったNEC LaVie PC-LN500RG6Wに12.04 LTS Precise Pangolinをインストールし、しばらく使っていたが、Canonicalのネオリベ感がさらに増して来たように思え、Freeの欠如を感じていたところ、Linux MintというUbuntu派生のディストリビューションが目にとまり、Ubuntuを消してインストールしてみると、Ubuntu同等かそれ以上に使いやすい。TPPやNSCに突き進む日本にあるミラーサーバが一度撤退したことも(2013年5月JAISTはNo codecs版のイメージに限って提供を再開)好感が持てる。Debian editionもあるとのことで、こちらを再インストールした。自分にとって一番のLinuxディストリビューションになりそうな予感がする。

・Linux Mint Debian http://www.linuxmint.com/download_lmde.php
・Debian GNU/Linux http://ja.wikipedia.org/wiki/Debian