ふたつの民衆=DIY芸術運動展

吉祥寺美術館で開催中の『われわれは〈リアル〉である 1920s -1950s プロレタリア美術運動からルポルタージュ絵画運動まで:記録された民衆と労働』展を見てきました。

REAL

芸術は「善悪の彼岸」にあるものなので、戦争画と反戦画、増産運動と労働運動が同列に並べられることは間違いではない。それが「リアル」なのだから。展示作品について、浜田知明、池田龍雄の作品はさすがに完成度が高かったです。民衆芸術ではなく、プロレタリア芸術でしたが、鈴木賢二の木版画も素晴らしいです。もっと民衆芸術の作品展示があっても良かったのではないか。しかし、最近の展示は薄暗くていけません。あと必要のないくるぶし程度の高さの柵。それほど知っているわけではないのですが、ヨーロッパやアメリカの美術館で柵があったのは「ゲルニカ」だけだった記憶があります。今回の展示で一番重要な雑誌。これは手にとって見るものなので、たぶんガラスの棚にいれてはいけません。ということで今回の展示の全貌を理解することは出来ませんでした。

ESPERANTO

Irregular Rhythm Asylumで開催中の『山鹿泰治展 —エスペラント・アナキズム・DIY』では貴重なスケッチブックを手にとって観ることができたので、展示の質はこちらのほうが確実に高いです。
とにかく、どちらの展示も今後重要となるDIY運動につながるはずですので、「社会とアート」や「DIY」に興味があるかたはぜひ観にいってください。

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