民衆芸術運動(22)

今、この趣意書を読むと、山本鼎の興した「農民美術運動」とは、大正デモクラシーの時代の中で、選挙権を得るとともに「国民」となることを望む民衆運動が盛り上がる中、小作農民を美術を通して、資本主義国家となった日本の国民としてい […]

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民衆芸術運動(21)

一九一九年(大正八年)にドイツでヴァイマル共和国が成立した。四月にはマルクス主義者であったウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受けたヴァン・デ・ヴェルデの工芸学校を引き継ぐ形で、バウハウスが設立される […]

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パトラッシュ、僕はもう疲れたよ

 一八七二年(明治五年)イギリスの作家ウィーダが一九世紀のベルギー北部のフランドル地方を舞台とした児童文学『フランダースの犬』を発表した。日本語版は明治四一(一九〇八)年一一月に日本基督教会の牧師の日高善一(柿軒)の翻訳 […]

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FREEひろじ パッチ

2015年10月31日、辺野古ゲート前でA3BC:反核・反戦・版画コレクティブの木版画ワークショップを行ったときに、スケッチして彫り残していたものを、昨日緊急でバッチにしました。必要な方、欲しい方には差し上げますので、こ […]

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絵画への我が一考

絵画への我が一考 望月桂 無才、無能、無力の我が生涯を顧みて、「新しい事、珍しい事、良い事、為になる事」など考えた事もない無精者だが、ただ真美の追求を続けて八十余年を過ごしてしまった。その間反省と信念の繰返しで生きたまで […]

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民衆芸術運動(20)

1945年、日本軍敗戦。太平洋戦争中に勤めていた高島屋工業青年学校の寮生を引き連れ、郷里明科に疎開していた望月は、寮生を帰京させ、自らは明科にとどまる。実家で農業、畜産を行いながら農民組合、農協の設立に奔走する。 195 […]

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民衆芸術運動(19)

無期懲役の判決を受けた和田久太郎は、1928年2月20日、収監されていた秋田刑務所で自殺する。和田の身元引受人になっていた望月桂は、近藤憲二と共に遺骸を引き取りに行き、火葬する。 獄中からの和田の願いを聞き入れ、逮捕され […]

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民衆芸術運動(18)

陸軍憲兵隊に虐殺された、大杉栄たちの弔いとして、労働運動社の和田久太郎と村木源次郎はギロチン社の古田大次郎と共に、震災時の戒厳司令官だった軍事参謀官陸軍大将の福田雅太郎の暗殺を企てる。1924年9月1日に決行されるが、拳 […]

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民衆芸術運動(17)

大杉栄らの遺体は家族に引き渡され、9月26日に火葬され労働運動社に祭られた。駒込署に勾留されたままだった望月に尾行が「大杉さんがやられました」と告げ口したのは、震災からひと月が過ぎた10月1日だった。10月5日には釈放さ […]

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民衆芸術運動(16)

1922年9月30日、大阪天王寺公会堂で労働組合の全国統一連合を結成すべく「日本労働組合連合」の創立大会が開かれるも、アナ・ボルの対立により決裂し、大会以降その対立は激しさを増していく。 1923年9月1日、関東大震災が […]

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