民衆芸術運動(18)

陸軍憲兵隊に虐殺された、大杉栄たちの弔いとして、労働運動社の和田久太郎と村木源次郎はギロチン社の古田大次郎と共に、震災時の戒厳司令官だった軍事参謀官陸軍大将の福田雅太郎の暗殺を企てる。1924年9月1日に決行されるが、拳銃の一発目に空砲が入っていたため失敗。和田久太郎が逮捕される。望月桂も事件後すぐに関係を疑われ検束されるが、短い拘留の後、釈放された。
和田は逮捕されて間もない9月20日付けで、望月に手紙を送っている。

君の家庭の如き幸福な善良な人々には、とくに福子夫人の如き人には、あまり心配させるような事はするなよ。第一線には俺のような浮浪人が起つ、独身者に限る。君のような人は陣の背後にあって補助的事務をやってくれ、傷つき倒れる者の病院に成ってくれ。これまた大事業だ。最大必要事だ。

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